あの日のメロディが、今の私をつくった ― 学生時代から今までの音楽との歩み

ライフストーリー

音楽は、いつも私のそばにありました。
うまく言葉にできない気持ちを代わりに表してくれたり、
頑張りたいときに背中を押してくれたり。
好きなジャンルや歌手は成長するにつれ変わっていったけど、
音楽が好きな気持ちは変わりません。

学生時代 — 勉強と青春を彩った音楽

受験勉強の夜、ラジオから流れていた「SCHOOL OF LOCK!」。
同年代のリスナーの悩みに共感したり、流れてくる音楽に励まされながら、机に向かっていました。

あの頃はBUMP OF CHICKENやRADWIMPSなど、バンドの曲を聴くのが好きでした。
友達の影響で洋楽にも興味を持ち、アヴリル・ラヴィーンやテイラー・スウィフトもよく聴いていました。
そのおかげで、英語のリスニングの点数も少し上がった気がします。

大学生になると、友達とカラオケで加藤ミリヤや安室奈美恵を歌って盛り上がるのが楽しみでした。
ただ歌うだけじゃなくて、あの頃の友情や「自分たちの青春」がそのまま音楽に刻まれていた気がします。

初めて椎名林檎の「丸の内サディスティック」を聴いたときは、「なんだこの格好いい歌は!」と衝撃を受けました。
まだ知らない音楽に出会うたびに、新しい世界が開けていくようでワクワクしていました。

社会人になって出会った“音楽の力”

働き始めてから、誘われて行ったサカナクションのライブ。
ライブに行くのは初めてでしたが、音や光、会場の一体感に心が震えました。
ライブの臨場感に魅了され、その日からサカナクションの曲は私にとって“頑張る力”になりました。

サカナクションが出るフェスにも行くようになると、
他のアーティストのステージも楽しめるようになり、ONE OK ROCKやMAN WITH A MISSIONなど、気になるアーティストも少しずつ増えていきました。

忙しい日常を忘れて音楽に身をゆだねる時間は、私にとって特別なひととき。
心を解放できるこの時間があるからこそ、また頑張ろうという気持ちになれました。

小樽での生活、そしてもう一度ライブへ

結婚して小樽に引っ越してからは、ライブに行く機会がぐんと減ってしまいました。
それでも、夫と一緒にgalileo galileiのライブに足を運ぶなど、音楽を感じる時間を大切にしていました。
家で過ごす日々の中でも、ドライブ中や家事の合間にお気に入りの曲を聴くことで、少しずつ心が満たされていくのを感じていました。

そんな中、小樽市民会館でサカナクションのライブが決まり、
「これは絶対に行きたい!」とチケットを申し込みました。
小さなホール全体が揺れるような一体感に包まれ、ステージから伝わる音と光に心が震えました。
数日はその興奮が消えず、ライブの余韻が日常の中でもずっと続いていました。

忘れられない安室ちゃんのライブ

「いつかは安室奈美恵(以下、安室ちゃん)のライブに行きたい」と、大学生のころからずっと夢見ていました。
札幌に引っ越して妊娠していた頃、安室ちゃんの引退が決まり、最後のツアーになるというニュースを見て胸がざわつきました。

ファンクラブには入っていませんでしたが、ダメもとで応募すると、奇跡的に札幌ドームのチケットを手に入れることができました。

妊娠4か月でつわりもあり体調は万全ではなかったけれど、アドレナリンが出すぎて、結局ずっと立って参戦。
ステージから伝わる光と音、ファンの歓声に包まれ、胸がいっぱいになったあの瞬間。
キラキラしたエネルギーは、今でも私の中で静かに輝き続けています。

このライブを経験して、言い続けていれば夢は叶うということを、身をもって実感しました。
そして、音楽は人生に寄り添い、力を与えてくれることを改めて感じた出来事でもありました。

今を支えてくれる音楽

今は、サカナクションやBE:FIRSTの曲を聴きながら家事をしたり、ドライブをしたりしています。
音楽はいつの時代も、私の心を整えてくれる大切な存在です。

ずっと変わらずに心に残っているサカナクションの曲。
年齢を重ねるごとに、歌やメロディが深く胸に響き、
「音楽って、こんなにも自分の心に寄り添ってくれるんだ」と実感しています。

最近はBE:FIRSTをよく聴きます。あんなに格好よく歌って踊れる姿を見ていると元気が湧いてきます。
子供たちに見せてダンスに興味をもってくれないかと思っているのですが、「やだー」と一蹴されてしまいました。残念。

さらに、SKY-HIさんのオーディション番組「THE LAST PEACE」で誕生したSTAR GROWの成長も見守るのも楽しみです。
若いアーティストたちが少しずつ自分の力を伸ばしていく姿に、ワクワクしながら応援しています。

こうして、昔から今に至るまで、音楽は私の人生に寄り添い、日々の気持ちを支えてくれる存在であることを改めて実感しています。

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