我が家には小学校1年生の長男と年少の次男がいます。今回は2018年10月に長男が生まれたときの話です。
寝ない赤ちゃんとの毎日

長男が赤ちゃんの頃は初めての育児でどうしたら良いかという緊張感が伝わっていたのか、よく泣いていて本当に寝ない子でした。母乳やミルクのタイミング、おくるみ、抱っこ、添い乳…育児本やネットで調べて試してみても、どれもうまくいかない。夜泣きは2時間おきで、私も寝不足。出口の見えないトンネルを歩いているような日々でした。
夫は仕事があるので頼りきることはできず、「どうして私だけうまくできないんだろう」と自分を追い詰めることも多かったです。今振り返ると、育児ノイローゼ気味になっていたと思います。
救いのきっかけは保健師さん
そんな中でも長男は頑張って成長してくれて、私もその生活にも少しづつ慣れてきた頃に新生児訪問がありました。保健師さんは口には出しませんでしたが終始心配そうな表情をしていて、私が「仕事をしていたほうが精神的に楽かもしれません」とこぼしたとき、保健師さんはすぐに「保育園の利用を考えてみませんか」と提案してくれました。

その一言で、心がふっと軽くなりました。
「一人で頑張らなくてもいいんだ」「誰かに頼っていいんだ」と思えた瞬間でした。
長男は10月生まれなので保育園に4月入園するとしたら生後5か月で預けることになります。そんなに早く預けても良いのかという気持ちもありましたが、この保健師さんの提案に心が軽くなったのも事実でした。また、1歳の育休明けで入園できるかもわからないので4月入園に申し込んでみようと決めました。札幌市は受け入れ予定数と申し込み数を公表していたので締め切り前の最後の申し込み人数を見てみると…これは入れないのでは?と思い、区役所の担当の方に相談しに行きました。その時に対応していただいた方がとても親切で、良さそうな保育園をいくつか紹介していただき、締め切り直前に第1希望~第3希望までの園をすべて変えて申し込みをしました。結果は1月下旬に出るとのことだったのでそれまでドキドキしながら結果を待ちました。

そろそろ結果が出るぞ、と毎日郵便物が届いていないかソワソワしていた1月下旬のある日、玄関ポストに郵便物が入った音がしました。それは待ちに待った内定通知でした。
その頃には長男も生後3か月になり生活のルーティンもできはじめていましたが、あまり寝ないというのは変わっていませんでした。若さもあり気力で乗り切っていた部分も多くありましたが、思い返してみると育児ノイローゼになっていたのだと思います。
11月新生児訪問の1か月後に別の保健師さんが訪問してくださり、その時にストレステストのようなものを受けたところ、点数が高かったようでした。
その時の私の状態は1か月前に比べたら育児にも少しづつ慣れてきたところだったので、高い点数が出るとは思いませんでしたが、自分を客観的に見ることができた良い機会でした。

保健師さんにも親身に話を聞いていただき、「何かあったらいつでも連絡して」と言われてとても嬉しかったことを覚えています。(次男の新生児訪問の時にもこの保健師さんには偶然来ていただき、長男と次男の時では顔つきも雰囲気も違うと言われました。笑)
保育園入園という選択
保育園に通うことが決まってからは必要なものを揃えたり、離乳食を進めたりと忙しなく過ぎていきました。保育園に通うということは仕事に復帰しなければなりませんでしたが、育児だけをするよりも育児と仕事をすることがあの時の私には必要でした。

保育園に通う前は長男と1日の長い時間をこんなに一緒に過ごすことはもうないのかもしれないと思っていましたが、お休みの日もあるのでそんなことはないと今なら言えます。だから私は長男を生後5か月から保育園に通わせたことを後悔はしていません。
あなたは一人じゃない
寝ない赤ちゃんとの育児は、本当にしんどいです。泣いてばかりで寝不足、思うようにいかず孤独を感じる…。私も同じでした。
でも、保健師さんや保育園、周りのサポートを頼っていいんです。
「頑張れていない」わけではありません。あなたは一人じゃない。
今あの頃を振り返って、私は心からそう伝えたいです。



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